<第107回全国高校野球選手権大会:日大三5-3関東第一>◇19日◇準々決勝◇甲子園 昨夏甲子園準Vのリベンジを期した関…
<第107回全国高校野球選手権大会:日大三5-3関東第一>◇19日◇準々決勝◇甲子園
昨夏甲子園準Vのリベンジを期した関東第一の夏が終わった。2年連続で最後のバッターとなったのが坂本 慎太郎投手(3年)だった。
昨夏決勝戦は、延長10回2死満塁から空振り三振。「昨年の打席が頭によぎったけど、周りのみんなは自分のことを応援してくれたので応えたかった」。今年はファーストストライクから積極的にスイング。3球目をはじき返したが、中飛に打ち取られた。
「去年は初球を振れていなかったけど、今年は自然と手が出た。振り返りたくはないですけど、あの場面で振れたのは自分の成長を感じた」
昨秋の東京都大会は3回戦、春も初戦敗退と苦戦した中で、夏は聖地に帰ってきた。甲子園でも2回戦から投打でチームを牽引したが、またしても坂本に試練が与えられた。
「ヒットにできなかった悔しさもありますし、次のバッターに繋ぎたかった。越後(駿祐)がチームを引っ張ってくれた中で、ネクストで終わらせてしまったことは本当に悔しい」
言葉を詰まらせながら振り返った坂本。2度味わった悔しさは、卒業後の大学で晴らす。