フランケル産駒のティニア(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初…
フランケル産駒のティニア(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
ティニアは父Frankel、母フォローアドリーム、母の父Giant's Causewayの血統。父は現役時代にG1・10勝を含む14戦14勝。21世紀最強の呼び声が高い歴史的名馬だ。種牡馬としても極めて優秀で、世界各国でGI馬を送り出している。一方の母系も一級品。祖母のドリームオブサマー(Dream of Summer)、伯父のクリエイティブコーズ(Creative Cause)、伯母のヴェクセイシャス(Vexatious)は全てG1ウイナーだ。
ここまで21戦4勝。条件クラスを経て、徐々に出世の階段を上がってきた。オープン昇級後も4走前から3着、4着、2着、5着。惜しくも勝ち切れていないが安定した走りを見せている。今回は23年のアーリントンC以来、2年4カ月ぶり3回目の重賞チャレンジ。それだけに力試しの一戦といえるが、決してノーチャンスではない。
フランケル産駒はこれまでにJRA重賞を4頭で9勝している。しかしながら21年の阪神Cをグレナディアガーズが制したのを最後に32連敗中だ。ここで父に久々のタイトルを届けることができるか。ティニアの走りに要注目だ。