全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。 インターハイ…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。
インターハイ3連覇を目指した鳥羽(京都)が、準々決勝で前橋商(群馬)に敗れ、ベスト8に終わった。園昊乃輔主将は「ただ、悔しい」とうつむいた。
試合は、第1ピリオドから先行される苦しい展開。ゴール中央に球を集めて、得点を狙ったが、ゴール前に選手を集めた前橋商の守備に阻まれた。
「前半の失点から逃げの姿勢になってしまい、気持ちを持っていかれた」(園主将)という通り、得意のカウンターも反撃の糸口にならず、最後まで勢いに乗れなかった。
今大会、攻守ともに活躍した渡辺陽太選手(3年)は、連覇の起点となった2023年のインターハイの決勝に1年生ながら出場。「あのときの経験が今日までを支える原動力だった」と話し「支えてくれた先輩たちに申し訳ない。後輩を引っ張れる存在でありたかった」と涙を流した。
落ち込む仲間を見つめ、園主将は「みんなでやれることはやってきた結果。来年は粘り強く戦えるチームになることを期待する」。