青山学院大学陸上競技部の飯田翔大(いいだ・かいと)が8月19日に自身のインスタグラム(@i.kaito_612)を更新し…
青山学院大学陸上競技部の飯田翔大(いいだ・かいと)が8月19日に自身のインスタグラム(@i.kaito_612)を更新した。自身が「急速進行型脱毛症」を発症していることを明かし、その胸の内を率直に語った。
飯田は昨年11月のインフルエンザ感染時にも脱毛症を経験し、一度は完治したものの再発したと報告。完治の見通しは人それぞれとされ、治療は専門医やチームトレーナーと進めているという。病気を公表するか葛藤があったが、「恩送り」という信念に背中を押されたと説明した。
飯田は青学陸上部で長距離を担う選手。箱根駅伝優勝を目指し日々競技に取り組んでおり、今回の公表には「感謝を結果で返したい」という強い決意がにじむ。青学に憧れて競技を始めた経緯もあり、自らの姿を後輩やファンに示す意味を込めた。
競技者である前に一人の人間として弱さをさらけ出す勇気は、多くの人の共感を呼ぶだろう。飯田が示した“恩送り”の精神は、結果以上に未来のアスリートたちに残る財産になるはずだ。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部