(19日、全国高校野球選手権大会準々決勝 沖縄尚学2―1東洋大姫路) 「弱気はダメ。攻めることを心がけた」 沖縄尚学の先…
(19日、全国高校野球選手権大会準々決勝 沖縄尚学2―1東洋大姫路)
「弱気はダメ。攻めることを心がけた」
沖縄尚学の先発・新垣有絃は、強打の東洋大姫路に対して果敢に攻めた。2年生右腕は140キロ前後の直球と、得意のスライダーを丁寧に低めに集める。三回にソロ本塁打を許したものの、直後に捕手の宜野座恵夢が二塁牽制(けんせい)で走者を刺すなど、「バックに支えてもらって立ち直れた」。
この日の先発登板は17日の仙台育英戦後に決まっていた。その試合でエース末吉良丞は延長11回を完投。本格派左腕と脚光を浴びる同級生に刺激を受け、「自分もやってやろうという気持ち」でこの日を迎えた。
七回から救援した末吉も負けじと投げ、2人の被安打は計五つ。新垣有のあと、もう1人の登板を挟むことを考えていたという比嘉公也監督は、「そういったことが不要になるくらいの新垣の好投だった」。今後の戦いに向けて、収穫の多い継投だった。(上山浩也)