2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は19日、大会第13日を迎え、準々決勝が行われ、ベスト4が決まった…
2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は19日、大会第13日を迎え、準々決勝が行われ、ベスト4が決まった。
第1試合では、山梨学院(山梨)が11対4で大会連覇を狙う京都国際(京都)を破って、初の夏甲子園ベスト4進出を決めた。0対1で迎えた2回に横山 悠捕手(3年)が左翼席へ本塁打を放つと、なおも3連打などで一挙5点を挙げて逆転。5回には満塁から菰田 陽生選手(2年)が走者一掃となる3点適時三塁打で、さらに3点を追加するなど、13安打11得点で圧勝した。
第2試合では、日大三(西東京)が5対3で関東第一(東東京)との15年ぶりの東西東京対決を制して、2018年以来、7年ぶりのベスト4進出を果たした。4回に3点を先制。1点差に迫られた4回には4番・田中 諒内野手(2年)に今大会2本目となる本塁打が飛び出すなど、さらに点差を広げて逃げ切った。
第3試合では、県岐阜商(岐阜)が延長11回タイブレークの末に、8対7でセンバツ王者・横浜(神奈川)を下して、16年ぶりに4強入りを決めた。5回まで4対0とリードも8回までに追いつかれて延長戦へ。10回表に3点を取られたが、その裏に3点を奪って11回へ。相手の攻撃を無失点に抑えたその裏に、2死一、三塁から坂口 路歩内野手(3年)がサヨナラ打を放って劇的勝利を挙げ、公立校唯一の4強進出を決めた。
第4試合では、沖縄尚学(沖縄)が2対1で東洋大姫路(兵庫)を振り切り、初の4強入り。過去2度はね返された夏ベスト4の壁を「三度目の正直」でつかんだ。2回に伊波 槙人外野手(3年)の適時打と犠牲フライで2点を先制。先発した新垣 有絃投手(2年)が6回1失点に抑えると、7回からは左腕エースの末吉 良丞投手(2年)が登板し、9回2死満塁のピンチを含めて、3イニングを無失点に抑えて逃げ切った。
準決勝の抽選が行われ、第1試合が日大三-県岐阜商、第2試合が沖縄尚学-山梨学院と決まった。
休養日1日をはさみ、21日に準決勝が予定されている。