<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学2-1東洋大姫路>◇19日◇準々決勝◇甲子園 沖縄尚学(沖縄)が「らしさ」を…

<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学2-1東洋大姫路>◇19日◇準々決勝◇甲子園

 沖縄尚学(沖縄)が「らしさ」を発揮し、「三度目の正直」で初の4強入りを果たした。

 「うちはバッテリーを中心とした野球しかできませんので」。比嘉監督がそう振り返ったように、2回に奪った2点を守り切って勝利した。

 先発した新垣 有絃投手(2年)が6回を本塁打による1失点に抑えた。「緩い変化球を使うことを心がけた。ベンチで末吉から強気でいけと言われていた」。同じ2年生投手からの励ましにもこたえ、7回からバトンを渡した。比嘉監督も「まさか6回まで投げてくれると思わなかった。今日は新垣(有)の好投に尽きる」とたたえた。

 7回から満を持してマウンドに上がった左腕エースの末吉 良丞投手(2年)が3イニングを無失点に抑えて、新垣有の好投に報いた。9回2死満塁の大ピンチにも動じることなく、最後は得意のスライダーで内野ゴロに打ち取った。

 「元々は気持ちを全面に出す投手でしたが、比嘉先生にマウンドでのふてくされた態度や、緊張隠しの照れ笑いはチームによくない影響をもたらすと言われた。上で活躍するには気持ちを全面に出すよりは、平常心を心がけて投げています」

 末吉はこの試合で3回を投げて4奪三振。甲子園4試合で27回を投げ、35三振を奪ったことになる。沖縄大会で無失点だった守備も、甲子園で4試合1失策と堅守。完全に「守り勝つ野球」を実践してつかんだベスト4だった。

 準決勝では同じく初4強入りした山梨学院(山梨)と対戦。センバツ優勝経験チーム同士が、初の夏決勝進出をかけて戦う。