12年ぶりのJRA重賞制覇なるか。(株)友駿ホースクラブが所有するフィオライア(牝4、栗東・西園正都厩舎)が、キーン…

 12年ぶりのJRA重賞制覇なるか。(株)友駿ホースクラブが所有するフィオライア(牝4、栗東・西園正都厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)でタイトル奪取を目指す。

 フィオライアは父ファインニードル、母フルールシチー、母の父サクラバクシンオーの血統。父が18年の高松宮記念とスプリンターズSの覇者なら、母の父は93年と94年のスプリンターズSの勝ち馬。さらにオープンまで出世した母の全5勝も芝1200mだから、典型的なスプリント配合といえる。

 ここまで10戦5勝。デビューから一貫して芝1200mを使われてきた。4走前に巌流島Sを制してオープン入り。その後の米子城S、函館スプリントSでは敗北を喫したが、前走のUHB賞でガラリ一変。マイペースの逃げから粘りに粘ると、5着までタイム差なしという大接戦を制し、オープン初勝利を手にした。今回は函館スプリントSに続いて2回目の重賞参戦。それだけに力関係がカギだが、楽しみなチャレンジといえる。

 馬主の(株)友駿ホースクラブは68年に日本最初の会員制愛馬会法人として開業した老舗中の老舗。これまでに86年の阪神3歳S覇者のゴールドシチー、03年のジャパンCと04年の宝塚記念を制したタップダンスシチー、ダートでGIとJpnIを9勝したエスポワールシチーなど、“シチー軍団”として幾多の名馬を送り出してきた。しかし、20年以降は1ケタの勝利数と寂しい成績が続く。ここで勝てば、クラブにとっては13年マーチSのグランドシチー以来、12年ぶりのJRA重賞制覇。ぜひとも出資者を喜ばせる走りを期待したい。