◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)昨年5度目の挑戦…

ルーキー六車日那乃の14本は?

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)

昨年5度目の挑戦でプロテストに合格したルーキー六車日那乃。今季はステップアップツアーとレギュラーツアーを行ったり来たりし、研鑽を積んでいる。初年度を戦う彼女のクラブセッティングをチェックしておきたい。

トリプルダイヤのツアードローがハマった

ドライバーはキャロウェイの「ELYTE ◆◆◆ TD(エリートトリプルダイヤ ツアードロー)」。「私はドローヒッターなのでつかまる傾向のあるクラブがいい」とトリプルダイヤとトリプルダイヤTDを打ち比べ、最終的に後者を選んだ。シャフトは、ツアーでは見かけないシンカグラファイト「LOOP SLASH typeB」。「1カ月前に使い始めました。(フレックスが)S+なんですけど、意外と柔らかく感じて打ちやすい。余計なスピンが入らずに前に飛んでくれるんです」。3000回転弱ほど入るときもあったスピン量が、シャフトを替えて2400回転前後に落ち着いた。「ELYTE フェアウェイウッド」のスプーンとクリークも同じシャフトだ。

替えられないユーティリティ4兄弟

「プロになる2、3年前からずっと入れている」というユーティリティ4兄弟「ローグST MAX FAST」が彼女の14本の基幹部分。「顔がすごく好み。ソールがベタっとなって、歯が浮かないので拾いやすいイメージが出ます」。おもしろいのはシャフトがバラバラなこと。4Uは「SPEEDER NX FW」、5Uと6Uは「VENTUS HB BLUE」、7Uはアイアンと同じスチールシャフト「NSプロゼロス8」を挿す。「ベンタスハイブリッドはねじれにくく、つかまり過ぎないので気に入っています。スピーダーはチップカットしたらけっこういい感じだったので、そのまま使っています。7Uは7番アイアンの代わりなので、アイアンと同じシャフトがハマりました」

新しい鍛造キャビティにスイッチ

アイアンは最近「XフォージドMAX」へスイッチした。「(鍛造キャビティヘッド)はあまり得意じゃなかったんですが、打ってみたらすごく入りもいいし、軟鉄の鈍い感じじゃない打感も良かった。ソールが落ちている分、抜けも良くて、左にもいかない。こういうアイアンがこれから主流になってくるので、自分も使えたらなと思っていたから、すごく良かったです」

OPUS SPの顔が好き

ウェッジも新しい「OPUS SP」へ。「ラフの時にすっぽ抜けないのがいい。しかも48度の顔がアイアンっぽくて、ピッチングからの流れがすごくいいんです。トップブレードの分厚さもアイアンっぽくて、同じ感覚で打てます」といかにもショットメーカーらしいコメント。

プロ入りし、UT以外はほぼ替えたことになるが、「最近になって14本全部ハマってきたかなと思います。替えた当初は引っかけとかが多かったですが、パワーがついて、ようやく鍛えた体とクラブが合ってきた。安心してクラブ通りに邪念無く打てています」。スイングと体とクラブがマッチしたいま、後半戦の活躍に期待が膨らむ。

<六車日那乃の14本>

最新の14本

ドライバー:キャロウェイ ELYTE◆◆◆(トリプルダイヤモンド)TD(9度)
シャフト:シンカグラファイト LOOP SLASH typeB(重さ50g台、硬さS+)

スプーンにもLOOPを挿す

フェアウェイウッド: キャロウェイ ELYTE(エリート)フェアウェイウッド(3番 15度、5番18度)
シャフト:シンカグラファイト LOOP SLASH typeB(重さ50g台、硬さS+)

ユーティリティ:キャロウェイ ローグST MAX FAST(4番21度、5番24度、6番27度、7番31度)
シャフト:4番/藤倉コンポジット SPEEDER NX FW(5S)、5、6番/藤倉コンポジット VENTUS HB BLUE(7S)、7番/NSプロゼロス8(S)

アイアン:キャロウェイ X FORGED MAX アイアン(2025年)(8番~PW)
シャフト:NSプロゼロス8(硬さS)

ウェッジ:キャロウェイ OPUS (オーパス)SPウェッジ(48、52、58度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド95(硬さR300)

Ai-ONEとTRI-BEAMのコラボパター

パター:オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM #5 CS

クロムツアーXには「むぐむぐ」のスタンプ

ボール:キャロウェイ クロムツアーX