岡本の復帰で巨人は勢いに乗れるか(C)産経新聞社 左ひじの靱帯を損傷して離脱していた巨人の主砲・岡本和真が、8月16日の…

岡本の復帰で巨人は勢いに乗れるか(C)産経新聞社

 左ひじの靱帯を損傷して離脱していた巨人の主砲・岡本和真が、8月16日の阪神戦で1軍復帰を果たした。16日は2打数ノーヒット1四球だったが、17日の試合では8回の第4打席でヒットを打ち、巨人ファンの心を沸き立たせた。

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 また、腰痛のために7月31日に出場選手登録を抹消された吉川尚輝も、17日の西武との2軍戦に3番・二塁で出場しており、順調にコンディションを上げている。岡本が復帰し、吉川の1軍昇格も着実に近づいており、もう間もなくフルメンバーが揃おうとしている巨人。ここでは、吉川が復帰した時のオーダーについて考えてみたい。

 現在の成績や打撃の状態を鑑みると、まず捕手は現在打率.285と打てる捕手としてスタメンマスクが多くなっている岸田行倫が最有力だ。一塁は17日に猛打賞をマークするなど、状態を上げている大城卓三。二塁は吉川、三塁は岡本で、遊撃は打率.279、チーム最多安打(104安打)の泉口友汰が挙げられる。

 一塁を岡本にして、三塁に坂本勇人を入れる布陣も想定できるが、坂本の夏場の月間打率は7月(.217)、8月(.214)と状態が上がっておらず、現状では大城のほうが優先度は高そうだ。

 左翼は8月の月間打率が.300と調子を上げているキャベッジが最適解だろう。なにより、8月はすでに月間3本塁打を打つなど、開幕当初に目立っていた長打力を再び見せつけている。右翼は現在打率.283と毎月2割後半をキープし、直近5試合中3試合でマルチ安打をマークしている丸佳浩がベストだ。

 中堅は現在固定できておらず競争が起きているポジションになっているが、2割半ばをマークし、足も使える佐々木俊輔(打率.259)と若林楽人(打率.254)が有力だ。もしくは中堅を丸に、キャベッジを右翼にして、8月の月間打率が.318の中山礼都を左翼に置く攻撃的な布陣を組んでも面白い。仮に今挙げたメンバーで打順を組むとしたらこうなる。

1番:丸
2番:泉口
3番:吉川
4番:岡本
5番:大城
6番:キャベッジ
7番:岸田
8番:佐々木(若林、中山)

 やはり4番に岡本が座ることで打線の怖さが跳ね上がる。シーズン大詰めを迎えている現在、巨人打線がどこまで機能するか見ものだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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