サガン鳥栖とV・ファーレン長崎の隣県対決(明治安田J2リーグ26節)が17日、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムであっ…
サガン鳥栖とV・ファーレン長崎の隣県対決(明治安田J2リーグ26節)が17日、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムであった。4月に長崎市であった9節は鳥栖が勝ったが、この日は長崎が2―1で勝ち、順位を3位にあげた。
前半15分、長崎がMFマテウスのシュートで先制。さらに攻勢をかけたが、鳥栖も譲らず、前半アディショナルタイムにFW山田寛人のヘディングシュートで同点に追いついた。激しい攻防が続くなか、後半38分、長崎がDF米田隼也のクロスボールにマテウスが頭であわせて勝ち越し、逃げ切った。
試合前の式典では、核兵器廃絶を願い活動している28代高校生平和大使の本多未侑さん(佐賀県立致遠館高2年)と高田健士郎さん(長崎南山高2年)が「平和宣言」。「核と人類は共存できません。一人ひとりの思いと行動が平和な未来を築く光となると信じています」などと訴え、選手や来場者と平和を願う祈りを捧げた。
会場には悪性腫瘍(しゅよう)がみつかって闘病生活に入った長崎の名倉巧選手を支援するための募金箱も設置。鳥栖の選手たちの呼びかけにサポーターたちも次々と協力し、約61万4千円が集まった。(寿柳聡)