全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は18日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。水球では、鳥羽…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は18日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。水球では、鳥羽が8強入りを決めた。
インターハイ3連覇を目指す鳥羽が16―6で初戦を突破し、準々決勝に駒を進めた。園昊乃輔主将(3年)は「勝てたことは良かったが、自分たちらしいプレーはまだできていない」と気を引き締めた。
この日は第1ピリオドから優位に試合を進め、第3ピリオドに一挙7得点で突き放した。相手の一瞬の隙を突くカウンター攻撃が奏功した。一方で好機を生かせなかった場面もあり、「ゴール前で中央に球を集めるというチームの決まりを守れないプレーも目立った。仲間に緊張が見えた」と園主将は表情を曇らせた。
試合前はプールサイドで全員で「えい!」と大声を出してウォーミングアップをする。自分たちの士気を上げるルーチンで、連覇の起点となった2023年から続けている。
「ミスを起こすと止まらない弱みはあるが、相手の隙を見つけて守りから攻撃に転じることができれば、どんなチーム相手にも戦える。3連覇に向かって前進したい」と意気込んでいる。