大谷の放った歴史的な一発。その記念球は高値で取引された(C)Getty Images 大谷翔平(ドジャース)の“記念すべ…

大谷の放った歴史的な一発。その記念球は高値で取引された(C)Getty Images

 大谷翔平(ドジャース)の“記念すべき一球”の価値は大きく跳ね上がった。

 現地時間8月16日、大谷が今年6月のロッキーズ戦で放った日米通算300号となるホームランボールをキャッチしたエミリー・サバジュさんが出品していた記念ボールが、ポーツオークションサイト「Lelands」において4万4322ドル(約651万5000円)で落札された。

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 文句なしの一発だった。強振したバットで捉えた大谷の当たりはあっという間に左中間席に着弾。これをガッチリと掴んでいたのが、サバジュさんだった。地元のコロラド州のアダムス州立大のソフトボール部で一塁手を務める彼女は、「たった一球が私の人生を変えるとは夢にも思っていなかった」と振り返っている。

 価値の高騰は“半端ではなかった”。最低落札額は2万5000ドル(約367万5000円)に設定されて7月27日に出品されたボールは、最終的には2倍近い約1.8倍にまで膨れ、4万4322ドルで落札された。

 もっとも、当初はサバジュさんも競売にかける気はなかったという。手にしたのは、ロッキーズのシーズンチケットコレクターであるほど野球をこの世なく愛し、大谷を尊敬する選手と語る彼女にとっても記念のボールだった。

 ではなぜ彼女は出品を決意したのか。地元紙『The Denver Post』の取材に応じたサバジュさんは、「あれは私が初めて捕ったホームランボールだったので、一気に興奮が湧き上がってきたのを覚えているわ。30秒後くらいに、日本人記者からインタビューを申し込まれ、そこでこれが彼の300号ホームランだと知りました」と回想。その上で、「もちろん取ってもおきたかった。本当に難しかった」と続け、決断理由を明かしている。

「大学生として、この機会を逃すわけにはいかなかった。あとは高校の卒業が近い弟と分け合うつもりでした。お金をもらえることが分かった時、何より嬉しかったのは、彼と分け合えることでした」

 愛する家族と自身のために出品を決めた。それでも徐々に高まっていく数字に彼女は興奮したという。

「とくに締め切りの最後の方に終盤にかけて入札額が上がっていくのを見るのは本当に興奮しました。貰えるオークション金額はもちろん、この経験そのものにも、私はこれ以上ないほど感謝したいです」

 一発で誰かの人生も変えさせてしまう。大谷の影響力はやはり凄まじい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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