ドリスは合流後、2ホールド目をマークした(C)産経新聞社 阪神は8月17日の巨人戦(東京ドーム)に3-1と勝利。 打線は…

ドリスは合流後、2ホールド目をマークした(C)産経新聞社

 阪神は8月17日の巨人戦(東京ドーム)に3-1と勝利。

 打線は4回二死一、三塁から「6番・左翼」で先発した高寺望夢が右前適時打をマーク、相手失策もからみ2点を奪うと二死三塁から捕手、坂本誠志郎にも適時打が飛び出し、3点を先制。

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 先発の才木浩人が5回92球1失点で降板すると、6回から継投に入る。

 光ったのは3-1の2点差の場面で6回から登板したラファエル・ドリスにもある。

 かつてチームの勝利の方程式を務めた経験も持つベテラン右腕が2番手として登板すると、先頭のトレイ・キャベッジをフルカウントからニゴロに仕留め、その後も三者凡退としっかり役目を果たした。

 これで今月9日のヤクルト戦以来2戦連続ホールドをマーク。最速151キロ、上からしっかり叩いていることで球威も増し、打者を寄せ付けない。

 救援陣はこの試合でプロ野球新記録となる40試合連続無失点を樹立した石井大智含め、左腕の及川雅貴、守護神の岩崎優など強力な顔ぶれがそろっているが、ここまで19ホールドをマークしている湯浅京己が再び抹消となったことで、ブルペンでは貴重な右腕としても期待が高まっている。

 後半戦からブルペンに加わったのはグラント・ハートウィグと独立リーグ、四国アイランドリーグ高知から合流のドリスの2人。特にドリスは阪神時代の2017年にセーブ王に輝くなど、過去の在籍4年間で外国人最多の96セーブもマークと、実績を生かした円熟味あふれる投球でチームを支えている。

 また推定年俸は10万ドル(約1470万円)と"コスパの良さ"でも話題を呼んでいる。

 ファンの間でもドリスをめぐっては「円熟味が増して安定感も増している」「年俸におつりがくるほどの働き」「最高にお買い得では?」「スカウティングの力もすごい」「安定感、半端ない」など、称賛の声が続々と集まっている。

 背番号85を背負った助っ人右腕が引き続き、腕を振って、チームを支えていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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