◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州…

4打差をつけて米ツアー初優勝を遂げた岩井明愛

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

岩井明愛が米国女子ツアー初勝利を挙げた。2025年シーズンで、日本勢が優勝したのは5大会目。日本ツアーから飛び込んだルーキー4人の全員が勝利を飾った。

3月の「ブルーベイLPGA」で竹田麗央が先陣を切り、4月のメジャー「シェブロン選手権」で西郷真央が優勝。5月に岩井千怜が「リビエラマヤオープン」を制した。

2週前のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」で山下美夢有が勝ち、岩井明が日本人選手による連勝を演じた。5人はそれぞれが米女子ツアー初勝利。西郷を除く4人はルーキーだ。

国別で見ると、開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」から21試合を消化した段階では、どの国よりも多い。

日本に次ぐのは4試合で優勝した韓国勢で、6月のダブルス戦「ダウ選手権」でタイトルを手にしたイ・ソミイム・ジンヒを含めると5人のチャンピオンが誕生。3勝で米国とスウェーデンが並ぶ。オーストラリアの2人は、ミンジー・リー(KPMG全米女子プロ)とグレース・キム(アムンディ エビアン選手権)でともにメジャーを勝った。ニュージーランド、タイ、スペイン、イングランドが1勝ずつ挙げている。

下部エプソンツアーを経て参戦した馬場咲希を除く日本勢ルーキーは竹田を筆頭に、昨年の国内女子ツアーの年間ポイントレース(メルセデスランキング)でトップ5に入った。山下、竹田、岩井千、岩井明の順で米ツアーの新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)争いの上位4人を占める。メジャー5大会が終わっても、米国で戦う日本勢から目が離せない。(オレゴン州ポートランド/桂川洋一)