(17日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 横浜5―0津田学園) 横浜高校のアルプス席では、村田浩明監督の両親も…

 (17日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 横浜5―0津田学園)

 横浜高校のアルプス席では、村田浩明監督の両親も応援した。母の友子さん(67)は寮で暮らす部員34人の寮母を務め、父の洋一さん(66)も食材の買い出しや寮の簡単な修繕を担当し、チームを支えている。

 村田監督から頼まれ、2人は2021年4月から手伝っている。友子さんは料理好きで、寮母になる前は総菜などをつくるパート従業員として働いていた。食欲が落ちる夏場は、そうめんなどの麺類を多く出すように工夫する。

 友子さんは「子どもたちに『今日のご飯なんですか』とよく聞かれる。すごくかわいい」。洋一さんも「孫みたいだ」とほほえむ。

 神奈川大会で優勝した日、寮に帰ってきた子どもたちをグータッチで迎えた。友子さんは金メダルを首にかけてもらったといい、「いい顔して帰ってきてくれて幸せだった」。

 3回戦を突破し、友子さんは「みんなでよく守った」と笑顔を見せた。(小林日和)