ホーナーは再びニューウェイと組むことになるのか(C)Getty Images F1前半戦最後のレースとなった7月のイギリ…

ホーナーは再びニューウェイと組むことになるのか(C)Getty Images

 F1前半戦最後のレースとなった7月のイギリスGP終了後、レッドブル代表を更迭となったクリスチャン・ホーナー氏。今月に入りグループ内における役職からも退くこととなり、ホーナー氏が正式に退団となったと、欧州メディアにより報じられている。

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 2005年のチーム創設時よりレッドブル・レーシングの指揮を執ったホーナー氏が、理由こそ明らかとなっていないものの、最後はチームを追われる形となった。自らが先頭に立ち作り上げた“常勝軍団”を、昨年来の成績不振から立て直せなかったことも更迭に至った要因の一つだろう。だが、F1界で多くの功績を残してきたことも間違いなく、すでにその手腕を振るう新たな活動の場について、さまざまな可能性が囁かれているようだ。

 英メディア『F1 OVERSTEER』が8月16日、ホーナー氏の去就について論じる特集記事を配信。その中では、「クリスチャン・ホーナーがレッドブルを去ったことで、複数のF1チームオーナーの頭には彼の名前が浮かんでいる可能性が高い。ホーナーは歴代のチーム代表の中でも屈指の実績を誇っているからだ」などと綴っており、「51歳のホーナーは、おそらく中団チームのプロジェクトを引き受けることになるだろう」と見通している。

 その上で候補として、レッドブル更迭直後より噂に上がったアルピーヌや、「別の噂では、技術パートナーであるトヨタがチームを買収した場合のハースをホーナーが引き継ぐ可能性も示唆されている」と指摘。他にも、「キャデラックも、まだデビュー前であるにもかかわらず、ホーナーと初期的な会談を行ったと言われている」などと説いている。

 またトピック内では、2000年代初頭にF1デビューを果たし、通算7勝を記録しているファン・パブロ・モントーヤ氏の見解も伝えている。

「私はホーナーがアストン(マーティン)のようなチームに入るのが良いと思う。ひとつには、彼は長年(エイドリアン・)ニューウェイと一緒にやってきたし、エイドリアンとの関係も非常に良好だから、非常にうまく収まるはずだ」

 さらにモントーヤ氏は他にも、「アストンには強力なリーダーがいない。エンジンはある、デザイナーはいる、すべて揃っているが、もっと“華のある頭脳”が欠けている。今の代表が悪い人だと言っているわけではない。ただ時に必要なのは、より強いリーダーシップの資質なんだ」などと訴えたという。

 ホーナー氏の新天地候補として挙がっているのは、いずれも魅力的なポテンシャルを備えているチーム名が並ぶ。果たして今後その中から、ホーナー氏を指揮官として迎え入れるチームが出て来るのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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