2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は17日、3回戦が終了し、ベスト8が出揃った。休養日をはさんで19…

2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は17日、3回戦が終了し、ベスト8が出揃った。休養日をはさんで19日に準々決勝が予定されている。見えてきた頂点をつかむのはどのチームか。

 今年のベスト8には、昨年夏の優勝・京都国際(京都)、準優勝チーム・関東第一(東東京)が残った。前年の決勝進出2チームがベスト8に残るのは史上初。2年連続8強入りも、この2校だけだ。2年連続決勝同カード実現の可能性もある。振り返れば、この2校は県大会をノーシードから勝ち上がってきての甲子園8強だった。

 東西東京勢がベスト8に残ったは10年ぶり。さらに、準々決勝で日大三(西東京)と、関東第一(東東京)が対戦することになり、東京対決は15年ぶりで夏は4度目のことになる。

 センバツ優勝経験がある山梨学院(山梨)は意外にも初の夏ベスト8進出。準々決勝で昨夏初優勝した京都国際と対戦する。10年以上のブランクを経て8強入りしたのは3校だった。

 地域別で見ると、関東勢はベスト16入りした4校すべてが8強入り。九州勢が1校。近畿勢が2校、東海勢が1校。北海道、東北、北信越、中国、四国はゼロとなった。

 過去、春夏通じて優勝経験がないのが関東第一だけと、まさに強豪ぞろい。

 甲子園大会で一番面白いとされる準々決勝。今年も熱戦が期待できそうだ。