1059日ぶりのNPB復帰登板を果たしたDeNA・藤浪晋太郎(C)産経新聞社 DeNAに電撃加入した藤浪晋太郎が8月17…

1059日ぶりのNPB復帰登板を果たしたDeNA・藤浪晋太郎(C)産経新聞社
DeNAに電撃加入した藤浪晋太郎が8月17日の中日戦(バンテリンドーム)で今季初登板初先発。阪神時代の2022年9月23日の広島戦(マツダ)以来、1059日ぶりのNPB復帰登板を果たした。
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中日は先発投手の松葉貴大を含め、スタメンに左打者9人を並べた。中継する『DAZN』では、松中信彦打撃統括コーチの試合前コメントを紹介。「クライマックスシリーズが掛かる大事な時期にけがをされたら困る。右打者が内角の球を意識してかかと体重になったり、しっかり踏み込めなくなったりして、それぞれのバッティングを崩してしまうことにもなりかねない」という理由を、実況アナウンサーが説明した。
マリナーズ傘下3Aタコマから、7月に加入した藤浪は、イースタン・リーグで3度の先発。今月6日の巨人2軍戦では、4回途中7四死球。右打者相手に2つの死球を与えており、中日首脳陣はそれも加味したとみられる。
実際に“オール左”のスタメンが発表されると、SNS上は騒然。「マジか!?マジでやりやがった!」「右のインコース、バリ怖やもんね」「元阪神の打撃コーチだった井上監督が藤浪の怖さを一番知っている」などと驚きと理解の声が集まった。
一方で、細川成也やマイケル・チェイビスといった長距離砲がベンチスタートとなり、「細川出さんとかありえんけどな」「これで勝ったらすごいなw」と懐疑的なコメントも見られた。
そんな喧騒の中、マウンドに立った藤浪は、先に2点の援護を受けた。2回こそ連打で無死一、三塁のピンチから、遊ゴロの間に1点を失ったが、その後はスライダーで左打者の内角を突きながら粘投。5回1失点にまとめ、勝利投手の権利を得て降板した。しかし、2番手の中川虎大が6回、中日・上林誠知に同点ホームランを浴び、白星はつかなかった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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