<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学5-3仙台育英(延長11回タイブレーク)>◇17日◇3回戦◇甲子園 沖縄尚学…
<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学5-3仙台育英(延長11回タイブレーク)>◇17日◇3回戦◇甲子園
沖縄尚学は仙台育英との激戦を制して、2年ぶりのベスト8となった。
お互いロースコアの試合を見ていたが、前半から試合が動き、まずは仙台育英が1点先制。しかし沖縄尚学が2回、3回に1点ずつ奪い、逆転に成功する。5回裏、仙台育英は先制打を打った4番川尻 結大捕手(3年)の2点適時打で逆転に成功した。
沖縄尚学は7回表、真喜志 拓斗内野手(3年)の適時打で同点に追いついた。
そして試合は延長戦となり、延長11回、ここまで力投の吉川 陽大投手から2点を奪い、2年生エース・末吉 良丞(2年)が169球、12奪三振、3失点完投勝利で激戦を制した。
末吉は「自分たちが勝ったということは負けたチームもあるので、負けたチームの分も頑張っていきたい」と次戦へ向けての意気込みを語った。
沖縄尚学は金足農、鳴門、仙台育英と強豪を破って甲子園通算30勝を達成。1992年夏、神奈川の強豪・桐蔭学園を延長12回の激戦の末、サヨナラ勝ちを収め、初勝利。そこから99年センバツ、08年センバツと2度の優勝するなど、33年かけて、勝ち星を重ねてきた。
大会前の取材で、選手たちは甲子園30勝を達成したい思いを語っていたが、見事にこの夏で有言実行を果たした。