◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 3日目(16日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州…
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 3日目(16日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)
フェアウェイからの2打目をピン右3mにつけた最終18番でやっと笑みがこぼれた。バーディフィニッシュに安堵したようで、すぐに真顔に戻る。渋野日向子は「71」のスコアを振り返り「やっぱりもうちょっと伸ばしたかった。すごく悔しいです」とこぼした。
2試合ぶりの決勝ラウンドは4アンダー39位からのスタート。序盤3番でボギーが先行した。ティショットは不運にもフェアウェイ上のディボットへ。「しっかりコンタクトしていけたらいいかなと思っていたんですけど、若干体が浮いちゃった感じ」という2打目がグリーンの右に流れた。
続く4番でバウンスバック。左サイドの木陰から、上空にせり出た枝を避けてピンそば1mにつくセカンドショットが飛び出した。「3番(の2打目)と似たような打ち方。ちょっと低くボールを出さなきゃいけない分、しっかりコンタクトしたかった」とすぐに修正。その後の勢いがつきそうなシーンになったからこそ、直後のホールが口惜しい。
アウトコースの2つのパー5、5番と7番は難度が17番目と18番目。スコアを伸ばすべきホールで、いずれもフェアウェイからの2打目をグリーン左のバンカーに入れた。「それぞれバンカーショットも残念」とウェッジで寄せきれずパーどまり。「パー5できょうは本当にもったいないショットが多かった」とうつむき加減で口にした。
3バーディ、2ボギーではムービングデーの数字としては物足りない。初日に嘆いたグリーンを狙うショットの出来は「ちょっとずつ、マシ(になっている)かな…とは思います」と向上を感じつつ、「やっぱり要所で不安なショットが多い」。通算5アンダー44位で臨む最終日に盛り返したい。(オレゴン州ポートランド/桂川洋一)