◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(16日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72…

自己ベスト「66」で首位浮上した寺岡沙弥香

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(16日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)

ルーキーの寺岡沙弥香は今週、自分にルールを設けている。「ミスショットをしたときほど“アホ”なふりしていく。なんでミスしたかわかりませんって自分の脳をだます。なんか曲がっちゃった…というノリで。きょうも5回ぐらいわかりませんってやった」。大阪府出身の22歳が“超”前向きな作戦を笑顔で説明した。

7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」では最終日最終組を経験した。1打差2位で迎えた残り18ホールで「74」と崩れ、28位に終わった。

当時のメルセデスランキングは69位で初シード獲得へ、初優勝へ。「いっぱいポイントを稼ぎたかったのに、結局全然稼げなかったのはなんでやろうと。一番は気持ちかな」と反省する。

“アホのふり”して初優勝を狙う

この日は8バーディ、2ボギーの自己ベストを1打更新する「66」で7位から通算10アンダー首位に浮上した。後半17番は136ydから8Iで2m、18番も153ydから右3mにつけて連続バーディ締めだった。自己採点は「良い感じ」だったものの、5番でお先のパーパットを外してしまってマイナス20点の80点をつけた。

6月の入谷響(ニチレイレディス)に続くルーキーVへ。アマチュアでの11試合を含め、ツアー通算25試合目で初めて、最終日を首位で迎える。「今週は実験なので…。優勝したいって気持ちでやりたい」。最終日はツアー20勝の鈴木愛、同2勝の柏原明日架と経験豊富なベテラン相手に“アホのふり”をしながら全力を尽くす。(長野県軽井沢町/玉木充)