2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は16日、大会第11日を迎え、ベスト8をかけた3回戦4試合が行われ…
2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は16日、大会第11日を迎え、ベスト8をかけた3回戦4試合が行われた。
第1試合では、日大三(西東京)が、9対4で高川学園(山口)に勝利し、4強入りした2018年以来、7年ぶりのベスト8入りを決めた。初回に1点を先制されたが、その裏に3連打などで一気に5得点して逆転。チーム15安打の猛攻で勝利を手にした。投げては先発の近藤 優樹投手(3年)が4失点で、2試合連続の完投勝利を挙げた。
第2試合では、山梨学院(山梨)が先発全員17安打の14対0で岡山学芸館(岡山)を下して、夏初のベスト8進出を果たした。初回から1点を先制すると、5回には菰田 陽生投手(2年)の適時打などで一挙6点を追加して大量リードを奪った。先発の2年生エース・菰田は、150キロを計測するなど6回途中まで無失点に抑え、投打にわたり勝利に貢献した。
第3試合では、京都国際(京都)が3対2で尽誠学園に勝利。ベスト8進出を決め、史上7校目となる夏連覇の偉業へ、あと3勝とした。1対2で迎えた6回からエース・西村 一毅投手(3年)を投入すると、8回に3番・小川 礼斗内野手(2年)の適時打で逆転に成功。このリードをエース西村が守りって勝利した。
第4試合では、関東第一(東東京)が、4対1で創成館(長崎)を破って2年連続、出場3大会連続のベスト8入りを決めた。3回に3番・坂本 慎太郎投手(3年)が2点適時右前打。ワンチャンスをものにして2点を先制した。9回にはスクイズなどでダメ押しの2点を追加。6回からはエース坂本がマウンドに上がり、最後まで守り切った。
4校の準々決勝(19日)の組み合わせ抽選が行われ、第1試合は京都国際-山梨学院。第2試合は日大三と関東第一の対戦が決まった。2010年、関東第一-早稲田実(関東第一が10対6で勝利)以来、15年ぶり4度目の東西東京代表対決となる。
17日も3回戦4試合が予定され、ベスト8が出揃う。