◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 3日目(16日)◇御前水GC (北海…

双子の兄・黒川逸輝が人生初のアルバトロスで優勝争いに加わった

◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 3日目(16日)◇御前水GC (北海道)◇6932yd(パー72)◇晴れ(観衆646人)

プライベートで3回ほどホールインワンを決めたことがあっても、興奮は別格だった。25歳の黒川逸輝がツアー史上45人目(52例目)となるアルバトロスを達成した。

ティショットが池に届かないよう3Wで刻んだ18番(パー5)の第2打は残り225yd。わずかに打ち上げる分だけプラスした227yd計算で、ロフト21度の4UTを握った。右から少しフォローがあるかないかという風の読み、ピンにかぶさるように飛んだフェードボールと一連の流れがパーフェクト。「全部、完璧に打てました。練習でもあんなショット、できないですね。したことないです」と笑いが止まらなかった。

見事な一打を繰り出したクラブにキスするパフォーマンスに加え、カップに入った記念のボールはスコアラーとして組に帯同してくれたポランティアにプレゼント。「暑い中、せっかく1日ついてくださったので。僕が家に持って帰っても、たぶんなくしちゃいますから」と冗談めかすが、持ち前のサービス精神が光った。

人生初というだけでもうれしいのに、最終日前の最終ホールで通算20アンダーの大台に乗せた一撃。「3打って、すごいなって。ご褒美すぎる!」と声を弾ませる。6打差13位からのスタートで6バーディを先行しながら、後半13番で初日3番以来のボギーを喫した。「でも、ティショットで池に入れて、3打目はだいぶ手前から。ガッツボギーで耐えたんです」。最小限のダメージで切り抜け、17番のバーディから鮮やかなフィニッシュにつなげた。

前夜に双子の弟・航輝から連絡があった。次週のマンデートーナメントに出場予定だったが、エントリーの手違いなのか、出られなくなったという。「だから、僕の帯同キャディ“確定”で。来週は双子で頑張ります」。もともとマンデーを通れなかった時は担いでもらうことになっていたが、想定より早く開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来のタッグ結成が決まった。

「親友みたいな感じ」と表現するほど仲がいい2人で臨む次戦も楽しみとはいえ、まずは首位と3打差7位で迎える最終日だ。「いい報告ができるように頑張ります」。レギュラーツアーでは初めての優勝争いに気合をみなぎらせた。(北海道苫小牧市/亀山泰宏)