(16日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 日大三9―4高川学園) 「打て」のジェスチャーに力がこもっていた。日大…

(16日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 日大三9―4高川学園)

 「打て」のジェスチャーに力がこもっていた。日大三の一回の攻撃。2死二、三塁で打席の7番安部翔夢がベンチの三木有造監督を見たときだ。

 「初球を狙え」だと理解すると、浮いた初球をとらえ、2点適時三塁打。この回、打者10人の攻めで5点を挙げた。

 2001年と11年、強力打線で全国制覇を果たした。「強打」の看板は昔もいまも変わらないが、24年春から反発係数を抑えた「低反発バット」が導入されると、「打ち勝ててなかった」。七回に2点適時二塁打の2番・松岡翼は言う。

 それでも三木監督は「重みもあるし、芯に当てれば飛ぶ」。昨秋都大会で二松学舎大付に大敗したのを機に、打撃練習の時間を倍以上にして、徹底的に振り込んだ。

 豊橋中央との初戦は甘い球に手が出ず、4安打に終わった。この日は早いカウントから積極的に振って15安打。日大三らしい勝利で100回大会以来の8強進出を決めた。(高億翔)