岸田が正捕手争いで存在感を示している(C)産経新聞社 巨人は8月15日の阪神戦(東京ドーム)に6-5の逆転勝ち。序盤に4…

岸田が正捕手争いで存在感を示している(C)産経新聞社
巨人は8月15日の阪神戦(東京ドーム)に6-5の逆転勝ち。序盤に4点を奪われるも、得意の一発攻勢も実り、試合をひっくり返した。
先発の山崎伊織は相手主軸、大山悠輔に先制の2ランをあびるなど乱調。制球が定まらず、4回4安打4失点で今季最短KOとなった。しかしここから粘りを見せたのが打線だった。
【セCS争い】『このチームは今後順位が下がっていく…』熾烈な2位3位争いを制するのは…巨人の鍵を握るのは若手野手2人!!中日チェイビスは本物なのか…!?広島の野球に求めるのは”一貫性”【プロ野球】
巨人キラーの伊藤将司相手に6回二死一、三塁の場面。横川凱にかわって代打として打席に入った坂本勇人はフルカウントから内角131キロカットボールを完ぺきに捉え、値千金の3号3ランで東京ドームの空気を一変させた。
持ち味の内角さばきで強みを見せるとヤングジャイアンツも続く。
2点を追う7回無死一塁からはこちらも代打として打席に入った中山礼都が相手3番手、グラント・ハートウィグの内角低めスライダーを完ぺきに捉えて、同点の3号2ランを放つ。
その後、5-5で迎えた8回にトレイ・キャベッジの犠飛で勝ち越し。その後、1点差の9回は守護神のライデル・マルティネスが締め、NPB史上最速の通算200セーブをマークと最大4点差あった中で首位チームから大きな星を奪った。
また、し烈さを増す夏の陣でキーマンは誰となっていくのか。球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は15日に自身のYouTubeチャンネルに「【セCS争い】『このチームは今後順位が下がって「いく…』熾烈な2位3位争いを制するのは…巨人の鍵を握るのは若手野手2人!!中日チェイビスは本物なのか…!?広島の野手に求めるのは"一貫性"【プロ野球】」と題した動画を更新。今後のセ・リーグCS争いに独自の考察を加えている。
まず現在2位の巨人に関しては、主砲の岡本和真が戦列に戻ってくるなど「あげる材料はある」と上昇気流をつかまえる可能性はあるとした。
ここまでは主砲の負傷離脱含め、先発陣にも多く故障者を欠くなどした中で、「その中でよく頑張ってきている」と評価。
その上でキーマンには「選手としたら、岸田、泉口を頼りにしたいなと」と言及。
特に最近は先発マスクをかぶる機会も増えている岸田行倫に関しては打撃に関しても「しぶといからな 主戦になってきている マスクもね」と正妻として好守に引っ張る姿が目立っているとした。
強肩も知られているが、最近では9連戦の中、先発を務めた2年目左腕の森田駿哉も好リード。12日の中日戦(東京ドーム)では2戦2勝となる13イニング連続無失点とチームに勢いを与えた。
この試合では3回にキャリアハイの5号2ランを放つなど、攻守で躍動した姿を見せている。今季はここまで54試合に出場、打率.283、5本塁打、25打点と「打てる捕手」として存在感を示している。
高木氏も「岸田が巨人の心臓部になってきている」と司令塔として高く評価。
クリーンアップの一角を務める泉口とともに、成長を認めるとともに今後のチームの戦いでキーマンになっていくという見方を示した。
ほかにも動画内ではCS争いを見据える、DeNA、中日、広島の上がり目と課題について、考察を加えている。
4番の岡本が戻ってきて、戦力に厚みを増す中、捕手出身の阿部慎之助監督がいかに扇の要を起用していくか。今後も注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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