◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 2日目(15日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州…

吉田優利は痛恨の3連続ボギーを経て、3連続バーディフィニッシュを決めた

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 2日目(15日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

窮地を救ったのはやっぱり持ち前のウェッジワーク。是が非でもスコアを伸ばしたい終盤7番(パー5)、吉田優利の2打目が到達したエリアはグリーン周りでも“最悪”と言えた。芝に土が入り混じるライ、10yd先のピンまでは激しく下るライン。ロフト58度で1ydだけ浮かせたボールは、カラーから絶妙なタッチでカップ際20㎝で止まった。

続く8番はグリーン右手前に池が口を開け、もともと「イヤです」と感じるパー3。「でも苦手だとか言っていられないという状況」に負けず、ティショットを9Iで距離を合わせて連続バーディを奪った。さらに最終9番、4mのチャンスをパットでものにし3連続。1アンダー58位から「70」でまとめ、通算3アンダーの48位に順位を押し上げた。

2日間上位でプレーした岩井明愛と同組だった

鮮やかなフィニッシュとは裏腹に、「無事に(決勝ラウンド)行けます」と胸をなでおろす。前半インでスコアを2つ伸ばしながら、折り返し直後に3連続ボギーを喫していた。グリーン左手前のバンカーから3m弱に寄せた1番から、「パーパットをポロポロ外していった」結果。4番で入りかけたアプローチがカップに嫌われたときには「きょうは苦しい感じかな…」と5試合ぶりの予選落ちを覚悟した。

緊張感でいっぱいだっただけにカットラインに2打ビハインドの位置からのカムバックを喜ぶ。「良くないムーブを自分で跳ねのけられたのが一番良かった点。あきらめていなかったの(気持ち)が、結果で表れてくれた。なかなか目の前に結果として表れることがないのですごくうれしい」。日々の苦労が少しでも報われた気がした。

5試合連続で決勝ラウンドへ

2年連続の最終予選会行きを味わった昨年のルーキーイヤー。2年目の今季は、まだトップ10入りがダブルス戦の「ダウ選手権」(6位)だけとはいえ、予選落ちを3回にとどめ、年間ポイントレース(レース・トゥ・CMEグローブ)で68位と来季シード獲得圏内にいる。自らの歩みを吉田は「“一歩一歩すぎ”ますね、ホント。もうちょっと、二歩くらい行ってくれてもいいと思うんですけど」と笑う。「でも自分は基本、一歩一歩系なんで。ちょっとずつでも良くなって、つかんだときにガンっと(上位に)いけたらいい」

決勝ラウンドを前に首位と9打の差あっても心は軽い。「通る、通らないで違うので。あしたから2ラウンドで頑張りたい」。どんなに小さな一歩であろうが、きょうも進めた。(オレゴン州ポートランド/桂川洋一)