第107回全国高等学校野球選手権大会はベスト16が出揃った。 優勝候補の横浜、対抗馬の山梨学院、沖縄尚学、昨夏甲子園優勝…
第107回全国高等学校野球選手権大会はベスト16が出揃った。
優勝候補の横浜、対抗馬の山梨学院、沖縄尚学、昨夏甲子園優勝の京都国際などが勝ち上がった一方で、健大高崎、智弁和歌山、神村学園が初戦敗退となってしまった。
健大高崎は6人の好投手を擁し、優勝候補に挙げる声も多かった。しかし京都国際の打力、エースの西村一毅に屈し、3対6で敗れた。155キロ右腕・石垣 元気投手(3年)も1試合に投げられる球数も限定的でリリーフ。そしてそれ以外の投手陣が不調というのも響いた。
2年連続夏の甲子園ベスト4の神村学園は、49校目の登場となった。過去5年連続で49校目は負けているが、神村学園の小田大介監督のマネジメント力、選手たちの精神力の強さを信じてそれを乗り越えるのではという期待もあった。しかし打線は沈黙し、創成館に0対1の完封負けを喫した。小田監督は「49校目の難しさをまじまじと感じました」と試合後の取材で語った。
智弁和歌山は花巻東に1対4で敗れた。1回表に先制したが、和歌山大会では好調だった投手陣の調子が上がらず、エラー絡みでの失点と全てにおいて悪循環だった。花巻東は東洋大姫路に4対8で敗れたが、智弁和歌山ファンから「東洋大姫路はうちがやりたいことをすべてやっている」と羨む声が聞かれた。
激動の3回戦ではどんな試合が待っているのか。