代打起用が冴えに冴えまくった巨人・阿部監督(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 巨人は8月1…

代打起用が冴えに冴えまくった巨人・阿部監督(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 巨人は8月15日の阪神戦(東京ドーム)に6-5で逆転勝ち。4点を先取される苦しい展開だったが、6回に代打・坂本勇人が反撃の左越え3ラン。3-5の7回には、同じく代打の中山礼都が右越え同点2ラン。阿部慎之助監督の采配が冴えに冴えまくった。

【動画】神采配!吠えた!代打・坂本勇人の反撃3ランをチェック

 吠えた。0-4の6回2死一、三塁。代打で登場した坂本は集中力を極限にまで高めた。フルカウントから6球目、阪神先発・伊藤将司のスライダーをとらえると、白球は左翼席上段にまで届いた。打った直後に叫んだ36歳のベテランを、大歓声が包み込んだ。

 23歳の若武者も続いた。2点差に突き放された直後の7回だ。無死一塁から、阿部監督は代打に中山を起用。プロ5年生は、阪神3番手のグラント・ハートウィグのスライダーをすくい上げ、右翼席に叩き込んだ。プロ初の代打ホームラン。右手人差し指をドームの天井に向け、突き上げた。

 ピンチヒッターの2人がともに本塁打。指揮官の「神采配」に、SNS上も沸騰した。「なんだこの代打起用、大当たりすぎる!!!!」「代打が2人ホームランってすごい記録なんじゃないか?どんな確率よ」「こんなん笑うしかないww」と驚嘆、感服の声が相次いだ。

 こうなると巨人が流れを支配する。8回は阪神4番手の湯浅京己を攻め立て、1死ニ、三塁からトレイ・キャベッジがセンターへ勝ち越し犠飛。最後は守護神のライデル・マルティネスが三者連続三振で締め、NPB通算200セーブを達成した。

 同点弾の中山は、お立ち台で「同点なのに、僕が立っていいのかな」と恐縮しつつも「追い込まれたけど、食らいつけました。(坂本)勇人さんが打つと、すごく盛り上がる。いい流れを作ってくださった」と大先輩への感謝を口にした。

 16日の同カードは、「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として行われる。6月3日に肺炎のため、89歳で死去したミスターが現役時代と監督時代の一部で付けていた背番号「3」のユニホームを選手、首脳陣が着用して戦う負けられない試合だ。

 中継した『NHK-BS』を通じての試合後インタビューで、阿部監督は「とにかくね、素晴らしい試合にしなくてはいけない。なんとか勝って、天国で笑ってもらえるように必死になってやっていきます」と誓った。逆転勝ちの勢いで、弔い星を捧げる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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