<第107回全国高校野球選手権大会:県岐阜商4-3東海大熊本星翔>◇15日◇2回戦◇甲子園 県岐阜商(岐阜)の2年生エー…

<第107回全国高校野球選手権大会:県岐阜商4-3東海大熊本星翔>◇15日◇2回戦◇甲子園

 県岐阜商(岐阜)の2年生エース右腕が2戦連続完投勝利の大活躍で2009年以来、16年ぶりに3回戦進出。春夏通算89勝とし、90勝に王手をかけた。

 先発の2年生エース・柴田 蒼亮投手(2年)が雄たけびを上げた。3回に1点を先制されたが、粘り強く投げ続けた。味方が逆転してくれた後、同点にも追いつかれる苦しいマウンド。8回に1点の援護をもらって、その1点を最後まで守り切った。

 「低めに投げることを意識した。勝ちたいと思っていたので疲れは一切なかったです。打線に助けてもらってばかり。ほんと嬉しかった。伝統校の(背番号)1番で、たくさんの人にみられて、OBも多く応援に駆けつけてくれるので、絶対勝つつもりで投げました」

 打線は5回に2死走者なしから4連打で3得点。8回も2死走者なしからヒットと四球でつかんだチャンスで、駒瀬 陽尊内野手(3年)の右前安打で勝ち越した。打球がイレギュラーしたこともあり、駒瀬も「下級生がなんとかつないでくれたし、柴田も頑張って投げていたので、なんとかしたかった。(打球が)跳ねてうれしかった」を笑みを浮かべていた。