ATP公式サイトは、「BNPパリバ・マスターズ」の3回戦のうちの2戦が、組み合わせによっては、「ATPファイナルズ」の最後の出場枠2つを決めるのに重要な役割を果たすかもしれない。と報じている。「BNPパリバ・マスターズ」のドローが公開され、…

ATP公式サイトは、「BNPパリバ・マスターズ」の3回戦のうちの2戦が、組み合わせによっては、「ATPファイナルズ」の最後の出場枠2つを決めるのに重要な役割を果たすかもしれない。と報じている。

「BNPパリバ・マスターズ」のドローが公開され、ロンドンで11月12日から19日に開催される、レース・トゥ・ロンドン上位8人が出場できる、「ATPファイナルズ」の、シングルスの出場権の最後の2枠を賭けた戦いに、さらに面白みが増した。「BNPパリバ・マスターズ」のドロー表そして「エルステ・バンク・オープン」、「スイス・インドア」の結果が、「BNPパリバ・マスターズ」の3回戦で「ATPファイナルズ」の出場者を決める重要な組み合わせになる可能性をもたらした。

ドローの上半分では、現在最後の出場枠を握る男、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が、3回戦でサム・クエリー(アメリカ)と対戦する可能性がある。クエリーは現在レース・トゥ・ロンドン11位で、カレーニョ ブスタにわずか80ポイント差で負けている。

ドローの下半分では、レース・トゥ・ロンドン7位のダビド・ゴファン(ベルギー)が、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する可能性がある。ツォンガは、先週「ヨーロピアン・オープン」で今年4つ目のタイトルを勝ち取る前はレース22位と離されていた。室内で今年19勝2敗のツォンガは今日、世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(ズベレフ)を倒し、「エルステ・バンク・オープン」での準決勝に進んだ。

フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、「ATPファイナルズ」の歴史上で最も意外な出場のひとつを達成する機会を得ている。は、デル ポトロ「全米オープン」の前はレース47位と離されていたが、「スイス・インドア」で決勝に進み3回目の優勝を勝ち取れば、日曜日にもカレーニョ ブスタを上回って出場の最終位置につく。来週パリで、デル ポトロはガエル・モンフィス(フランス)とパオロ・ロレンツィ(イタリア)の勝者と初戦を戦い、3回戦ではズベレフとぶつかる可能性がある。

カレーニョ ブスタを135ポイント下回るケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、21歳以下の「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」の選手であるアンドレイ・ルブレフ(ロシア)か、ベテランのフェルナンド・ベルダスコ(スぺイン)を相手に初戦を迎える。その試合の勝者は、3回戦で第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。

第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、膝の痛みで「スイス・インドア」を欠場した後だが、この大会には出場。1回戦は免除となり2回戦で、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)とチョン・ヒョン(韓国)の勝者と戦う。第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)も、同じく1回戦はシードで進み、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)かピエール ユーグ・エルベール(フランス)を相手に初戦となる。ナダルは、ATPランキングの年末世界1位の争いでフェデラーに対しかなりのリードを得ているが、フェデラーがパリとシーズンのフィナーレで勝利を飾れば、6回目のシーズン終了時の世界1位を奪取するチャンスがないわけではない。

今年最後のマスターズ1000では、誰が優勝するかはもちろん、誰が「ATPファイナルズ」の出場権を獲得するかも見どころだ。(テニスデイリー編集部)※写真は現在レース・トゥ・ロンドン8位のカレーニョ ブスタ(「上海ロレックス・マスターズ」のもの)

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)