◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 2日目(15日)◇御前水GC (北海…

超絶バーディ合戦の中、初の予選通過を決めた香川友(C)JGTOimages

◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 2日目(15日)◇御前水GC (北海道)◇6932yd(パー72)◇晴れ(観衆436人)

初日のバーディ700個、イーグル18個に比べたら少ないとはいえ、2日目も652個のバーディと24個のイーグルが飛び出す伸ばし合いでカットラインは通算8アンダーに。記録が残る1985年以降では、2006年「東建ホームメイトカップ」の6アンダーを上回って史上最少となった。

予選ラウンドを終えた143選手のうち、通算オーバーパーが最下位の1人(1オーバー)だけという事態は前代未聞とみられる。

大ベテランの谷原秀人も「やったことないよ…」と苦笑いする未知の攻防。大会を主催する国際スポーツ振興協会と所属契約するホストプロとして、腰に痛みを抱えながらボーダーライン上で踏みとどまるのがしぶとく戦ってきた46歳の底力だ。終盤17番、ティショットを左の林に打ち込みながらパーで切り抜ける粘りで週末を引き寄せた。

賞金ランキング1位の生源寺龍憲も同組で、初日75位の出遅れを跳ね返す「65」をマーク。ノーボギーで上がり3連続を含めて7バーディを量産。国内ツアーでは今季初となる予選落ちを回避するだけでなく、通算10アンダー23位と上位をうかがうポジションまで駆け上がった。

河本力も生源寺と同じ75位スタートから8アンダーで滑り込み、17歳の香川友も連日の「68」で8アンダー。こちらはレギュラーツアーで初めて予選を通過した。

まさかのフィニッシュとなったのは蝉川泰果。365ydと短いパー4の14番で花道からイーグルを決め、さらに2連続バーディ。しかし、トータル9アンダーと通過圏内迎えた最終18番(パー5)でバンカーからのセカンドを池に落とした。ドロップして4打目は右奥のカラーに止まり、逆サイドのピンまで段を下るアプローチもオーバー。ボギーパットもひと筋外れ、1打及ばずに国内ツアーで今季初の予選落ちを喫した。(北海道苫小牧市/亀山泰宏)