勝ち負けはつかなかったが、千賀はこの試合で7つの三振を奪った(C)Getty Images シーズン後半戦でまだ勝ち星の…

勝ち負けはつかなかったが、千賀はこの試合で7つの三振を奪った(C)Getty Images
シーズン後半戦でまだ勝ち星の無いメッツの千賀滉大が現地時間8月14日、本拠地でのブレーブス戦で先発登板。5回2/3を投げ2失点と好投するも、チームが3-4で敗れまたも8勝目はお預けとなった。だが、この日の内容は地元メディアより上々の評価が送られている。
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右太腿の故障から復帰を果たした先月以降、登板の度に打ち込まれるなど不安定な投球が続いていた千賀。このブレーブス戦でも初回からランナーを背負い、4回にはオジー・アルビーズにソロ本塁打を浴びるなど本調子とは言えない状態だったが、復帰後最長のイニング、球数93を投げゲームを作り、良い形で救援投手にバトンを繋いだ。特に、前回まで複数出していた四球はこの試合では1個にとどめ、7奪三振を記録。ストレート、スライダー、フォークなどそれぞれが決め球になり三振を奪うなど、シーズン前半の好調時に近いパフォーマンスを披露している。
試合はシーソーゲームとなりメッツが最後に競り負けたため、千賀には勝敗がつかず。チームは今月7連敗を喫するなど大不振に陥っている中でも、千賀のピッチングは今後に向け期待を抱かせるに十分なものとなった。
メッツ地元メディア『NEW YORK POST』でも、日本人右腕のこの日の内容をレポートしている。同メディアは、「最近の連敗続きの中でメッツが得られる明るい材料はほとんどなかったが、センガは苦しい先発陣にわずかな希望をもたらした」と報じた。前日までの5試合でメッツは先発投手がいずれも試合前半で降板していることから、「センガはメッツの先発投手として1週間ぶりに5回を投げ切った」などと説明。
また、6回のマウンドでは、「試合の大半で見せていた積極性と自信がやや薄れ、センガは少し厄介な場面に立たされた」として、二死まで漕ぎつけながらも走者を一、三塁に残し交代となった状況を振り返っている。
それでも同メディアは千賀に対し、「メッツ先発陣の不名誉な記録を止めた」と初回からの内容に及第点を与えており、さらに、カルロス・メンドーサ監督による、「最後のアウトをもうひとつ取ることができなかった。でも全体的にセンガは本当に良かったと思う」と述べたコメントも伝えている。
先月末より失速し今なお泥沼から抜け出せずにいるメッツにおいて、この日の千賀の投球は再浮上への兆しとなるのか。終盤戦に向け再びチームが勢いづくためにも、やはりエースの本格復調が待たれる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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