◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日(15日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)…

今季最高の7位発進

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日(15日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)

尾関彩美悠が今季初めて、初日を1桁順位の7位で終えた。前半アウトは1番でボギー、4番でダブルボギー、7番でボギーをたたきながら3バーディを奪って「37」と耐え、後半一気に巻き返した。11番は175ydから4Uで12mに乗せてロングパットを放り込むと、12番(パー3)は1m、13番(パー5)は1.5mとピンに絡めて3連続バーディを奪うなどインは「31」。「後半はショット、パターが冴えた」と4アンダー「68」に笑顔を見せた。

ツアー1勝のシード選手が今季ここまで予選落ち12試合(棄権1試合)で、トップ10なし。年間レースは101位とシード圏(50位)の遠くにいる。「正直毎日辛かった。でもひとつずつ良くなるように試行錯誤して…今って感じです」と現状を語った。

先輩からのアドバイスもいきた

転機は7月に訪れた。4週前の「明治安田レディス」で予選ラウンドが同組だった工藤遥加に思い切って相談を持ちかけた。3月「アクサレディス」でプロ15年目の初優勝をあげた経験豊富な32歳を頼った。

「私も根はポジティブなんですが、これだけうまくいかないと落ち込むときもある。頑張ろう…でも今週はダメ…の繰り返しで心が萎えていた。工藤さんは真剣にアドレスや自分が気をつけていることを教えてくれた」。親身になって助言をくれた心遣いが身にしみた。今週は練習ラウンドをともにし、開幕前にはキャディらも交えてバーベキューを楽しんだ。

クラブは4本を入れ替える荒療治に踏み切った。ユーティリティ4本をスリクソン ZXi ハイブリッド ユーティリティ(3番19度、4番22度、5番25度、6番28度)へ。シャフトもアイアンと同じUSTマミヤ リコイルダートで揃えた。「曲がり幅が少ない。ミスショットしても大きく曲がらない」と感触はいい。

残り36ホールへ向けて「良いイメージを持って悪かったところを修正していきたい」と前を向いた。(長野県軽井沢町/玉木充)