(15日、第107回全国高校野球選手権大会2回戦 西日本短大付2―1聖隷クリストファー) 投手は「9人目の野手」とも言…
(15日、第107回全国高校野球選手権大会2回戦 西日本短大付2―1聖隷クリストファー)
投手は「9人目の野手」とも言われる。西日本短大付の先発原綾汰(りょうた)は、それを体現する活躍をみせた。
速球の大半は120キロ台。だから「ライナーがよく飛んでくる。投げ終えたら早くグラブを構えるくせがつきました」。
一回1死二塁では投直を捕球し、二塁に転送して併殺を完成させた。二回2死一、三塁では、鋭い投ゴロに俊敏に反応。自らの好守で先取点を与えなかった。
すると三回の攻撃では、先頭で逆方向の左中間へ三塁打。後続の内野ゴロの間に先制のホームを踏んだ。
丹念に、丁寧に。低めに球を集めてアウトを重ねる。八回に同点適時打を浴びたが、八回途中1失点。役割は全うした。
完投なら、お立ち台でテレビインタビューを受けていたかもしれない。が、「緊張してカミカミになっちゃうので、自分はこれでいいんです」。
八回に勝ち越し打を放った4番・佐藤仁の陰で、背番号11が控えめに笑った。(安藤仙一朗)