<第107回全国高校野球選手権大会:西日本短大付2ー1聖隷クリストファー>◇15日◇2回戦◇甲子園 聖隷クリストファーの…

<第107回全国高校野球選手権大会:西日本短大付2ー1聖隷クリストファー>◇15日◇2回戦◇甲子園

 聖隷クリストファーの高部 陸投手(2年)は、8回2失点の好投を見せたが、1点差で敗れ涙を飲んだ。

 味方が同点に追い付き迎えた8回裏、 無死一塁から佐藤 仁内野手(3年)を2球で追い込むと「自分の真っすぐだったら抑えられると思っていた」と直球勝負を選択。しかし高めに浮いたところを一球で仕留められ、痛恨の決勝打を献上した。

 大会前から注目の2年生投手として注目されたが、2試合全てを1人で投げ抜き、17回3失点、防御率1.06と十分にその実力を証明して見せた。この日は11安打されながら9個の三振を奪い、「ピンチの場面で三振を奪うことが出来た。変化球もカットボールを軸に投げることができた」と持ち前の奪三振能力の高さも見せつけた。

 初出場での2勝とはならなかったが、高部にはもう1度春、夏の甲子園が残されてる。さらなる成長を遂げ、聖地に戻ることが出来るのか注目だ。