女子ラグビーの「PEARLS(パールズ)」(三重県四日市市、斎藤久ゼネラルマネジャー)が、初の年間王者をめざして17日…

 女子ラグビーの「PEARLS(パールズ)」(三重県四日市市、斎藤久ゼネラルマネジャー)が、初の年間王者をめざして17日、「太陽生命女子セブンズ」(朝日新聞社など後援)グランドファイナル札幌大会に臨む。スピードとパワーを兼ね備えたチーム力で日本一に挑む。

 女子7人制ラグビーの上位12チームで戦う年間シリーズで、パールズは6月の第1戦熊谷大会と、今月2、3日にあった第3戦花園大会で優勝。これまでの3戦で総合ポイント1位につけている。創立10周年を迎えたパールズは、年間2位が女子セブンズの最高成績で、キャプテンの山中美緒選手は「新しい歴史を築きたい」と意気込む。

 今季は、7人制ブラジル代表として東京五輪とパリ五輪に出場したタリア・コスタ選手と、その東京とパリで金メダルをつかんだニュージーランド代表のサラ・ヒリニ選手に加え、有力な日本人選手たちも集まり、「チームの雰囲気も盛り上がった」とクラブマネジャーの佐藤謙さん。

 グランドファイナルに向けた四日市市での最終練習になった14日は、実戦を想定した動きを確認し合い、調整を進めていた。ヘッドコーチのコナー・ヒリニさんは「ラグビーのパフォーマンスがいいだけではなく、グラウンド外でも選手たちがチームカルチャーづくりに努力してくれた。グランドファイナルで勝つことを目標にしてきたので、とてもワクワクしている」と話していた。(鈴木裕)