＜第107回全国高校野球選手権大会：横浜5－1綾羽＞◇14日◇2回戦◇甲子園　横浜が綾羽に快勝し、春夏甲子園連覇にまた一…

＜第107回全国高校野球選手権大会：横浜5－1綾羽＞◇14日◇2回戦◇甲子園

　横浜が綾羽に快勝し、春夏甲子園連覇にまた一歩前進した。

　エースナンバーを背負う奥村 頼人投手（3年）は、第1打席で2試合連続安打を記録した。2球目の変化球にタイミングを合わせ、鮮やかなセンター返しでチャンスメイクした。

　この日は、第1試合で滋賀野洲ボーイズ時代にチームメイトだった仙台育英・高田 庵冬内野手（3年）が特大弾を放った。奥村はバス移動のため映像を見ることができず、室内練習場で知ったという。旧友の活躍を伝えた高山 大輝コーチからは「高田が打ったからといって、ホームランを狙いにいくな」と指示が飛んだ。試合前の助言を胸に臨み、「（高田）庵冬はあのバッティングが持ち味。自分はシャープな打撃が売りなので」と自らのスタイルを貫いた。

　9回2死には今大会初のマウンドにあがり、6球全て真っ直ぐで中飛に打ち取った。選抜以来となる甲子園登板も「やるべきことをやれば、必ず結果の出る場所だと思う。今日はしっかり自分のやるべきことができた」と笑顔を見せ、3回戦進出を果たした。