救援左腕の及川も安定したピッチングを続けている(C)産経新聞社 セ・リーグ首位の阪神は8月15日から巨人の本拠地東京ドー…

救援左腕の及川も安定したピッチングを続けている(C)産経新聞社
セ・リーグ首位の阪神は8月15日から巨人の本拠地東京ドームで3連戦を戦う。
同カードの16日は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催され、元巨人でヤンキースGM付き特別アドバイザーの松井秀喜氏がセレモニアルピッチを務めるなど、大きく注目を集めていきそうだ。
【考察】阪神優勝M28でほぼ確実か
︎『昨年と〇〇が違う
︎』強さの要因を分析
︎佐藤輝明40本超えなるか…本塁打&打点リーグトップで三冠王の可能性も
︎【プロ野球】
また何といっても優勝マジック「26」と、ペナントレースを独走する阪神の強さの背景にも改めて球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は14日までに自身のYouTubeチャンネルに「【考察】阪神優勝M28でほぼ確実か!?『昨年と〇〇が違う!!』強さの要因を分析!!佐藤輝明40本超えなるか…本塁打&打点リーグトップで三冠王の可能性も!!【プロ野球】」と題した動画を更新。今季のチームの強さの要因に考察を加えている。
まずチームとしては「スキがない」としながら、12球団トップのチーム防御率や、打線においてもリーグトップの「83盗塁」を記録していることにも着目。たとえ打てなくても足をからめた攻撃もできるなど、全方位で高いレベルの戦いができているとした。
その上で鉄壁のブルペンにも目を向けた。
8月13日の広島戦(マツダ)で21年の西武・平良海馬に並ぶ39試合連続無失点をマークとプロ野球記録を樹立した石井大智の凄みを認めながら、今季終盤の僅差の場面でセットアッパーとして存在感を発揮している高卒6年目左腕、24歳シーズンの及川雅貴に関しても言及。何よりも「コントロールがいい こりゃ打てんよって」「インチキだよって思うぐらい、コントロールがいい」と抜群の制球力を称えた。
及川は今季ここまで49登板、6勝3敗、29ホールド1セーブ、防御率0.76、直近も14試合連続無失点記録を継続中と圧巻のパフォーマンスを見せている。
球の出所が見にくいフォームから150キロ超の球威ある剛速球、宝刀スライダーの制球も冴え、打者を封じ込めている。
また令和の三冠王も視野に入る主砲、佐藤輝明に関しても言及。
今季は主力としての「自覚というか、責任というか 芽生えてきてるんじゃないか」としながら、「心技体 バランス良く成長したな」と認める。
そしてチーム内競争に関しては「いい人を優先して使っている」とコメント。
捕手争いに関しては坂本誠志郎と梅野隆太郎、遊撃では小幡竜平と木浪聖也などポジション別のライバルとの切磋琢磨を促しながら、チーム力の底上げを図っているとした。
また先発陣では左腕、伊藤将司の復調も大きかったとした。昨季は4勝(5敗)と不本意なシーズンとなったことで、今季のパフォーマンスが注目されていた。
交流戦から先発ローテーションに戻ると8試合に先発し、いずれもQS、1完封、1完投を含め4勝無敗、防御率1.06と圧巻のパフォーマンスを示し続けている。
左腕に関しては高木氏も「見事やな 完全に調子が戻ったな よりパワーアップしてるんじゃないか」と高く評価。飛躍の要因には完投の意識が強いこともいい影響を及ぼしているとした。
投打に充実の戦力を誇る中、「ピッチャーの再構築は藤川監督の力だよな」と投手出身監督ならではの手腕を見せたと青年監督の力を高木氏も高く評価した。
常に先を見据えるチーム作りにも定評がある指揮官が今後どうチームを動かしていくのか。まずは真夏の伝統の一戦の内容が話題を呼びそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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