来年で定年を迎える佐々木晶三調教師が、新潟ジャンプステークス(3歳上・JGIII・芝3250m)のインプレス(牡6)…
来年で定年を迎える佐々木晶三調教師が、新潟ジャンプステークス(3歳上・JGIII・芝3250m)のインプレス(牡6)でJRA全10場重賞制覇を狙う。
佐々木調教師は56年1月15日生まれ、山口県出身の69歳。騎手時代にはJRA通算1180戦136勝。79年の桜花賞をホースメンテスコで制した。そして94年に厩舎を開業。JRA通算7458戦668勝。03年のジャパンCのタップダンスシチー、13年の日本ダービーのキズナなど、GI・7勝を含む重賞51勝を挙げている。
新潟ジャンプSにはインプレスを送り込む。自身が手掛けたキズナの産駒。平地でもオープンまで出世し、23年の新潟記念では3着に健闘したが、その後は苦戦が続いた。しかし、24年夏に障害に転向すると、3戦目から破竹の4連勝。障害重賞初挑戦となった前走の中山グランドジャンプで連勝はストップしたが、強敵相手の3着だから胸を張っていいだろう。当然、ここなら地力上位。平地時代も含めて8回目のチャレンジでの重賞初制覇が期待される。
佐々木調教師はこれまでJRA全10場のうち、9場で重賞を制しているが、新潟は延べ18頭が出走して未勝利。17年の新潟2歳Sのコーディエライトの2着が最高着順となっている。定年が来春に迫っているため、新潟で重賞を勝つのは今回がほぼラストチャンス。土壇場で史上8人目の偉業達成となることを願いたい。