◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 初日(14日)◇御前水GC (北海道…
◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 初日(14日)◇御前水GC (北海道)◇6932yd(パー72)◇曇り(観衆524人)
12歳67日でツアー最年少出場を果たした昨年10月「ACNチャンピオンシップ」から、身長は10㎝ほど伸びたという。昨年末には風邪をひいてのどを痛め、回復してからも高い声が出なくなり、声変わりしたことを知った。まさに成長期の真っただ中。アマチュアの福井誠ノ介(愛知・春木中1年)が、5バーディ(1ボギー)を奪ってツアー自己ベスト「68」をマークした。
2日間でバーディ1個、「84」「77」とレギュラーツアーの壁に跳ね返されたACNチャンピオンシップに比べてバーディ合戦仕様のセッティングとはいえ、もちろんゴルフ面での成長もあってこそ。「気持ちよかったです」と初々しく笑った後でプレーぶりを振り返るコメントからは、中学1年生とは思えない落ち着きがにじむ。
「ボギーを最小限に抑えて、前日から自分の中で考えていたマネジメント通りにできました」。3バーディを重ねたパー5での攻め方が象徴的。折り返しの18番(513yd)は2オンを狙える状況から、あえて残り65ydに刻んで3打目勝負で獲った。「セカンドで狙っても、ミスして右手前のバンカーに入れたらバーディが難しくなると思いました」。終盤8番では残り235ydから3Wで2オンに成功。目の前の木をかわすようにスライスをかけ、ピン右6mほどのイーグルチャンスを演出した。思った以上に切れてカップをそれたパッティングも、タッチはOK。「バーディを獲りにいくマネジメントをしたので、あれはいいパットです」とうなずく。
3歳で初めてツアーを観戦した地元愛知開催の「東海クラシック」でゲートをくぐった時、ちょうどショットを打っていたのが石川遼だった。それがきっかけでゴルフに熱中し、5歳になると、「世界ジュニア」のショートコースの練習ラウンドでホールインワンを決めた。世界ジュニアで優勝を経験した一方、ショートパットのイップスのような状態に苦しんだ時期もある。全てを糧に自らの意志でゴルフを楽しみ、以前サインボールをもらった松山英樹のように4大メジャーで活躍する選手を目指して腕を磨いている。
すくすくと成長する身体に合わせるクラブ調整は大変だが、飛距離は260ydを超えるくらいまで伸びてきた。今大会を主催する国際スポーツ振興協会(ISPS)をはじめ、4社とスポンサー契約を結ぶ。地元では幼少期から週一回のゴルフのグループレッスンに通い続け、北海道では試合でやむなく中学の授業に出席できない分を補うための課題と夏休みの宿題を抱えてツアーに臨むなど中学生らしい素顔ものぞかせる。
13歳18日での予選通過となれば、ツアー最年少記録。「予選通過(だけを目指す)よりは、プロに混じって自分のゴルフでどこまで上位に行けるのか、経験をしっかり積みたい」。謙虚に、それでいてしっかりと目標を見据えた。(北海道苫小牧市/亀山泰宏)
<国内男子ツアー予選通過の最年少記録>
14歳21日/伊藤誠道/2009年「VanaH杯KBCオーガスタ」
14歳51日/三田真弘/2016年「関西オープン」
14歳69日/伊藤涼太/2004年「サントリーオープン」
14歳185日/キム・ミンギュ/2015年「ダイヤモンドカップ」
14歳317日/岡崎錬/2013年「コカ・コーラ東海クラシック」