◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 事前(13日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)…
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 事前(13日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)
山下美夢有が制した「AIG女子オープン(全英女子)」でメジャー5大会が終了し、米女子ツアーは出場人数が限られるエリート大会の足音が近づいてきた。10月「ビュイックLPGA上海」(中国・上海旗忠GC)から、11月「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC)までのアジアシリーズ4試合はフィールドがぐっと狭まる。
初戦のビュイックLPGAは出場81人のうち、62人が米女子ツアー枠。9月11日開幕の「クローガー・クイーンシティ選手権 by P&G」(オハイオ州TPCリバーズ・ベンド)終了時の年間ポイントレース(レース・トゥ・CMEグローブ)のランキングをもとに出場優先順位が決定。今週を含めた4試合が正念場だ。
「めっちゃ出たいです、アジア」と意気込むのは現在ランク68位の吉田優利。「予選落ちがない試合だし、そこに出られる、出られないで自分の(今後の)目標も変わってくると思う。(シーズン終了時の)100位以内なのか、80なのか、60なのか…。必死に頑張りたい」。ルーキーイヤーだった昨年は出場がかなわなかった秋の陣への思いは強い。
最終予選会(Qシリーズ)行きを余儀なくされた1年前よりも、着実にポイントを積み上げてきた今シーズン。「まだ後半戦という感じはしてないです。一生懸命すぎて、毎週考えることがいろいろあるし。もうちょっとなのに…なんかもどかしい。気づいたら8月、9月…」と、結果はさておき、安定感のある、力強い内容を求めてやまない。
ポートランドクラシックには2年連続の出場。まずは予選落ちした昨年の記憶を塗り替えたい。「ヨーロッパの試合が終わったからかもしれないですけど、グリーンがきれいで速く感じる。スコアは伸びると思うので、ショットでチャンスにつけながら、しっかりパットを打てたら」。その先に次のステージがある。(オレゴン州ポートランド/桂川洋一)