石井大智は圧巻のパフォーマンスを示し続けている(C)産経新聞社 阪神のブルペンの柱、石井大智が大記録を達成した。 阪神は…

石井大智は圧巻のパフォーマンスを示し続けている(C)産経新聞社
阪神のブルペンの柱、石井大智が大記録を達成した。
阪神は8月13日の広島戦(マツダ)に2-0の完封勝利。
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先発の高橋遥人は5回終了までパーフェクト投球と広島打線を完ぺきに封じ込めた。
最速151キロの球威ある直球にツーシームのコンビネーションも冴え、頼もしい姿を示した。
7回4安打無失点としっかり仕事を果たすと、ここからは虎が誇る救援陣の出番だ。
8回から登板した救援左腕の及川雅貴は8回を3人でピシャリと封じ、バトンをつなぐ。これで14試合連続無失点と好投を続ける。
そして2点差のセーブシチュエーションで登板したのは石井大智だ。
先頭の中村奨成から135キロのフォークで空振り三振、続くサンドロ・ファビアンからは152キロの球威ある直球で連続三振を奪うと、小園海斗には中前打を浴びるも、迎えた末包昇大を3球三振、最後は151キロ直球で締め、魂のガッツポーズだ。
21年の平良海馬(西武)に並ぶ、39試合連続無失点のプロ野球記録に到達した。
「神ドラフト」ともいわれる2020年ドラフト8位入団。NPB史上唯一の5年制高専卒業選手としても注目されている。藤川球児監督も在籍した独立リーグ、四国アイランド・リーグ高知を経て、努力を積み重ね、ここまでたどり着いた。
今季は頭部死球のアクシデントもありながら、ここまで42登板、1勝0敗、29ホールド、6セーブ、防御率0.21と圧巻のパフォーマンスを残しており、優勝へとひた走るチームに欠かせないピースとなっている。
快投を続ける右腕に対してはファンの間からも「もうWストッパーでいいのでは」「役割分担しながら、進んでほしい」「素晴らしいクローザー」「まだまだ伸びる要素ある」「もっともっと、続けてほしい」と称賛の声とともに、終盤の投手起用に注目する声も上がり始めた。
特に注目球団とされる巨人、阪神の抑えに関してはプレッシャー軽減のために外国人投手を推す声も以前からある。
現在はベテランの岩崎優が務める守護神の座を今後どう運用していくのかも、注目ポイントの一つとなりそうだ。
チームはこの勝利で今季24度目の完封勝利、優勝マジックは「26」となった。ゴールテープに着々と近づく中、今後も選手たちの躍動した姿に注目が集まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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