シンガポールで開催されている「WTAファイナルズ」の準決勝の火ぶたが、いよいよ切って落とされる。予選を通過して本戦トーナメントに進出するのは、レッドグループからはカロリーヌ・ガルシア(フランス)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ホ…

シンガポールで開催されている「WTAファイナルズ」の準決勝の火ぶたが、いよいよ切って落とされる。

予選を通過して本戦トーナメントに進出するのは、レッドグループからはカロリーヌ・ガルシア(フランス)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ホワイトグループからはカロリーナ・プリスコバ(チェコ)とビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)だ。

組み合わせは、プリスコバとウォズニアッキ、V.ウイリアムズとガルシアとなっている。日本時間の17時からプリスコバとウォズニアッキ、20時30分からV.ウイリアムズとガルシアの試合がそれぞれ行われる予定。

プリスコバは昨年、1勝2敗の3位でグループ敗退となっていたが、今大会ではホワイトグループの突破をいち早く決めている。

勢いに乗って連勝をしていたが、最後はオスタペンコがその連勝を止めている。彼女の勢いがここで止まってしまうのだろうか。

ウォズニアッキにも勢いがある。世界ランク1位のハレプを相手に6-0、6-2と圧倒的な勝利を挙げている。しかし、こちらも最後はウォズニアッキにフルセットの末に負けており、調子を取り戻せるかがカギとなる。

37歳、2009年以来の出場となるV.ウイリアムズは「自分のグループには攻撃的な選手が集まっていると思う。私はただ、他の選手たちよりも良いプレーがしたい」と試合前に語っていたように厳しい戦いを強いられた。プリスコバには2-0と圧勝され、オスタペンコとの試合では3時間にも及ぶ接戦を繰り広げている。

ガルシアも苦しい予選を戦い抜いた。1勝1敗のイーブンで迎えた3戦目、ウォズニアッキと対戦し、第1ゲーム0-6と圧倒され、このまま終わりかと思われたが、最終的には0-6、6-3、7-5と逆転勝利を収めている。

彼女たちは、いずれも簡単に勝ち上がってきたわけではない。誰が勝利してもおかしくはない準決勝は、本日の17時と20時30分に開催予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真はいち早く本戦出場を決めたプリスコバ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)