マ軍に加入したスアレスの強打が注目されている(C)Getty Images CBSスポーツは13日、今季のメジャーリーグ…

マ軍に加入したスアレスの強打が注目されている(C)Getty Images

 CBSスポーツは13日、今季のメジャーリーグのスラッガーコンビのランキングを特集した。各チームの2人の長距離砲に絞ってその長打力を査定。日本人選手では6位にカブスの鈴木誠也とピート・クローアームストロングが、そして3位に大谷翔平とフレディ・フリーマンのコンビがランクインした。

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 現地12日現在で、カブスは8月に入って4勝6敗と失速気味。ナ・リーグ中地区では11連勝中のブルワーズの快進撃もあり、67勝51敗でブルワーズと7.5ゲーム差の2位に甘んじている。

 それでも同サイトは「ここ数週間、打線も苦しんでいるが、カブスはメジャー上位12位にあたる27本塁打以上の選手を2人も出している」と指摘。鈴木とクローアームストロングはここまでそろって27本塁打。「球団では30本塁打以上した選手が出たのは2019年が最後だ。同年はカイル・シュワバーが38本塁打、クリス・ブライアントが31本塁打した。ハビアー・バエスも29本塁打していたのだが、その都市を最後にシーズン30発の打者は出ていない」と続けた。
 
 また鈴木とクローアームストロングのコンビは現在シーズン37発ペース。「40発も可能だ。カブスの40本塁打選手は2005年に46本塁打したデレク・リーまで遡る」と本塁打が出にくい本拠地を持つ球団において、2人がハイペースで量産していることを伝えた。

 ドジャースの大谷とフリーマンは、言わずと知れたMVPコンビだ。昨季も大谷がレギュラーシーズンで3度目のMVPに輝き、フリーマンはワールドシリーズのMVPとなった。フリーマンは今季はチームで5位の14本塁打止まりだが「それでも打率.304のバットは相手投手陣にとっては脅威だろう。昨年のワールドシリーズでもそれを証明した」と指摘した。

 もっとも3位という高い順位にしたのは、やはり大谷の存在が大きかったようだ。「フリーマンは14本塁打で長打率は・486。この位置にいるのは43本塁打で長打率.629の大谷のバットによるところが大きい」と高く評価した。

 なお2人を上回る2位はフィリーズのカイル・シュワバーとブライス・ハーパーのコンビ。そして1位には、7月末のトレード期限を前に誕生したマリナーズのカル・ローリーとユジニオ・スアレスの2人を挙げた。

 特にマリナーズの2人はローリーがメジャートップの45本塁打。スアレスはダイヤモンドバックスからの移籍でア、ナ両リーグにまたがるが、今季メジャー5位の37本塁打をかっ飛ばしている。

 「スアレスは移籍後はまだ本来のパフォーマンスではないが、なじむのは時間の問題ではないか。8月中旬のこの時期に、このリストでマリナーズが1位にランクされるなんて、誰が想像しただろう」

 積極補強によって誕生した夢のデュオをそう表現した。両リーグの本塁打王争いはいよいよ白熱してきた。1人ではなく2人のコンビで見た場合、どの組み合わせがメジャートップに輝くのか。さあ、いよいよ終盤戦だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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