2024年夏、京都国際が京都勢として68年ぶりとなる悲願の日本一を達成した。 その強さの裏には、チーム全体で束になって…
2024年夏、京都国際が京都勢として68年ぶりとなる悲願の日本一を達成した。
その強さの裏には、チーム全体で束になって戦う“全員野球”の姿があった。
中心となったのは、エース・中崎琉生と2年生・西村一毅のダブルサウスポー。
だが、それ以上に強さの源になっていたのは、主将・藤本陽毅を軸にまとまった3年生たちの存在だった。
彼らの掲げたテーマは「“一”へのこだわり」。
どんな場面でも、1番を目指すという強い意志が、頂点への力となった。
その裏で支えていたのは、選手同士の教え合いや、自分たちで考える力。
監督のサインを“あえて無視”する選択も、明確な意図があれば認められる。それが京都国際のスタイルだ。
準決勝でのエースの涙、決勝戦でのバスターの選択――。
小牧監督へのインタビューを通じて、斎藤佑樹がその裏側に迫る。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部