横山武史騎手が中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)のマピュース(牝3、美浦・和田勇介厩舎)で、中京の重賞初制覇…

 横山武史騎手が中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)のマピュース(牝3、美浦・和田勇介厩舎)で、中京の重賞初制覇を目指す。

 横山武史騎手は98年12月22日生まれ、茨城県出身の26歳。父は横山典弘騎手、兄は横山和生騎手、祖父は横山富雄元騎手、伯父は横山賀一元騎手という競馬一家の出身だ。17年に美浦・鈴木伸尋厩舎からデビュー。同期には富田暁騎手や武藤雅騎手などがいる。JRA通算6072戦726勝。GI・6勝を含めて重賞は25勝。20年には関東リーディングを史上最年少の22歳で獲得するなど、若手のトップジョッキーの地位を確固たるものとしている。

 中京記念のパートナーはマピュースだ。メンバー中唯一の3歳牝馬。今春はクイーンCが2着、桜花賞が4着、NHKマイルCが7着。常に強敵に挑みながら、差のない競馬を続けてきた。今回は初の古馬相手となるが、52kgの軽量だけにチャンスはあるはず。初騎乗となる横山武史騎手のリードにも期待がかかるところだ。

 横山武史騎手はこれまでにJRA重賞を25勝しているが、中京では13戦して未勝利。24年のシリウスSのカンピオーネ、25年の高松宮記念のトウシンマカオの4着が最高で、意外にも一度も馬券に絡んだことがない。さぁ、今度こそは尾張で初のタイトル奪取となるか。その手綱捌きに是非とも注目してほしい。