日本ゴルフ協会は13日、主催する「日本オープン」「日本女子オープン」「日本シニアオープン」で、今年からアマチュアが賞金…
日本ゴルフ協会は13日、主催する「日本オープン」「日本女子オープン」「日本シニアオープン」で、今年からアマチュアが賞金を受け取れるように規定を変更したと発表した。
これまで、例えばプロ選手が4位まで、5位にアマチュア選手、6位にプロ選手が入った場合、5位のアマチュア選手は賞金を受け取れず、6位の選手が5位に割り当てられていた賞金を獲得。以下の賞金額は繰り上げとなっていた。
これからは、6位のプロ選手は6位の賞金額を得る。ただし、アマチュア選手が受け取れるのは順位にかかわらず、10万円が上限となる。アマチュア選手が「受け取るはずだった」残りの額は、JGAが行うジュニア育成や選手強化、アマチュア競技の運営、ゴルフ振興などに活用するという。
分かりにくいので、2022年の日本オープンで試算してみる。優勝したのは当時アマチュアの蝉川泰果で、獲得賞金は0円。既定の優勝賞金4200万円は2位のプロ比嘉一貴が得た。優勝したのがプロならば、比嘉の獲得額はほぼ半分の2310万円だった。
3位タイに入ったのはプロの長野泰雅と当時アマの杉浦悠太。長野は本来2位の賞金の2310万円を得た。5位の金谷拓実は3位相当の1617万円を獲得した。
今後の規定では、
優勝/@蝉川 10万円
2位/比嘉 2310万円
3位タイ/長野 1333万5000円、@杉浦10万円
5位/金谷 882万円
となる計算だ。
蝉川がプロならば獲得するはずだった残りの4190万円、杉浦の1323万5000円はJGAの事業に用いられる。