<第107回全国高校野球選手権大会:創成館1-0神村学園>◇13日◇2回戦◇甲子園 創成館の島田 憲汰外野手(3年)が九…

<第107回全国高校野球選手権大会:創成館1-0神村学園>◇13日◇2回戦◇甲子園

 創成館の島田 憲汰外野手(3年)が九州王者撃破を呼び込むスーパープレーで甲子園を沸かせた。

 1点をリードして迎えた9回、神村学園は先頭の今岡 拓夢内野手(3年)が大飛球を放ったが、島田がフェンス手前でジャンプ一番。「最後の最後までボールを追い、取れると思ってグローブを出した」と抜けていれば長打の打球を好捕。 「打った瞬間は入ったかなと思いましたが、フェンスに付きながら取ることができて良かった」と好投続く投手陣を助けた。

 これだけでは終わらなかった。続く梶山 侑孜外野手(2年)の打球が遊撃手と外野の間にあがると、今度は前に飛びつきスーパーキャッチ。「1歩目の判断が遅れてしまった中で、2アウト目を取ることができて良かった」と立て続けの好守備でチームを救った。

 最後まで集中した守りを見せ、勝利呼び込んだ。球場の大歓声を聞き「これが甲子園かと思った」と島田。同校初の夏の甲子園2勝に貢献し「相手は九州王者で世間も神村学園が勝つと言われていましたが、チャレンジャー精神を忘れず、目の前のアウトを一つひとつ全力で取りいくことを大事にしていました。それをしっかりと体現できて勝利に繋がってよかった」と笑みをこぼした。