＜第107回全国高校野球選手権大会：創成館1－0神村学園＞◇13日◇2回戦◇甲子園 創成館（長崎）が、2年連続4強「九州…
＜第107回全国高校野球選手権大会：創成館1－0神村学園＞◇13日◇2回戦◇甲子園
創成館（長崎）が、2年連続4強「九州王者」の神村学園（鹿児島）を破って、夏初めてとなる2勝を挙げた。
先発、背番号11の奥田 晴也投手（3年）が、6回まで無安打に抑え、相手打線を手玉に取った。右サイドから変化球と直球を内外角に投げ分け、緩急をうまく使った。相手打線のタイミングを微妙に外し、凡打に打ち取った。故意四球を含めて4四死球で走者を出したが、ヒットを許さなかった。
0対0で試合が進んだこともあり、7回の打席で代打を告げられ降板。その後に、奥田の思いに応えたい打線が、チャンスをつくって相手暴投で1点をもぎ取った。7回からはエース森下 翔太投手（3年）が登板し、2安打こそ許したが無失点に抑えきった。9回裏には左翼手の島田 憲汰外野手（3年）が後方、前方への連続好捕を見せるなど、まさに全員で1点を守り切っての勝利だった。
奥田は 「自分のピッチングができた。先発する可能性があると言われていたので、相手を研究してきた。四死球もあったが、要所で抑えられて良かった」と胸を張った。ノーヒットでの降板には「まだ投げたかったけど、流れで森下が投げて良かった」と笑みをこぼしていた。
稙田監督も奥田のピッチングをたたえた。「悩んだが先発させて良かった。変化球が良かった。タイミングが合ってなかった。ノーヒットで継投のタイミングは難しかったが、こういう展開だから継投するということは言っていた。うちらしい守り勝つ野球ができた。最高でした」と言葉を弾ませた。
